お客様の感想のもらい方 〜美容室編〜

※まだ「お客様の感想がない」という方へ:
最後に、そんな方のためのアイデアもご紹介しています。
➡︎ 感想ゼロでもできる工夫はこちら

「感想をもらいたいけど、なんだか催促してるみたいで気がひける」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

長年サロンをやっていると、お客様との関係は家族のように近くなることもあって、かえって感想をお願いしづらくなることもありますよね。
でも、だからこそ・・・
“ちょっとした工夫” で自然に、そして心のこもった声を受け取ることができるんです。

今回は、まず最初に試してほしい「基本編」から、「もう少し頑張れそうな方」へのステップアップ、さらに「空間づくり」にまで踏み込んだ方法をまとめました。

基本編:お客様から感想をもらうための、最初の一歩。

1)感想の“ハードル”を下げてみる

「良かった点を一言だけでもいただけたら嬉しいです」
「こんなふうに感じたっていうのがあれば、短くても十分です」

こんなふうに声をかけると、お客様の心理的な負担がぐっと軽くなります。
完璧な文章じゃなくていいんだ、という安心感が、返信をもらいやすくしてくれるんです。

2)テンプレートや質問形式を使う

何を書いたらいいかわからない、という人には「問い」があると書きやすくなります。
たとえば、LINEやメッセージでこんなふうに。

「今日の仕上がりで、気に入っていただけたところはありましたか?」
「お帰りのあと、ご家族やご友人に何か言われましたか?」

こういう聞き方だと、自然と感想につながるエピソードが返ってきやすくなります。

3)顔写真・名前の掲載

あった方がより信頼性は上がりますが、今はAI生成で似顔絵も作れますし、プラスしてヘアスタイル(顔の大部分はぼかし加工)で、名前はイニシャルでも十分。
地域が書いてあれば、なお良いです(検索ワードにもなります)。

こうした情報は、Googleなどでの検索結果にも反映されやすくなります。
「○○市 美容室 口コミ」などのキーワードで探す人にも見つけてもらいやすくなるため、地道だけどとても効果的な方法です。

もう少し頑張れそうな人は

ここまでのスタイルでも十分に感想はいただけますが、もし「もう一歩踏み込みたい」と思えたら、これまでに関係性を築いてきたお客様にだけ、そっとこう伝えてみてください。

「あなたの声が、うちのサロンの未来をつくるんです」

お願いというより、信頼の表現として。
その言葉には、お願い以上の力があります。
なぜなら、お客様は“選ばれた存在”だと感じられるからです。

さらにステップアップしたい人へ

感想が集まる“しかけ”をサロンの中に用意する

たとえば、受付に「お客様の声カード」をさりげなく置いておく。
または、施術後のお茶と一緒に「今日の感想、ちょっとだけ教えてください」というカードを添える。

「時間があれば書いてみてくださいね」と声をかけるだけで、けっこう書いてくれる方も多いんです。

がんばっているサロンほど、感想を集めるのが苦手な傾向があります。
でも、お客様の声には、サロンの未来を変えるヒントがたくさん詰まっています。

ちょっとずつ、できるところから。
無理せず、自分のスタイルで感想をもらう工夫、続けてみてくださいね。

そして、ホームページに掲載し、SNSでも紹介して新規のお客さんにアピールしましょう。

まだ集客ゼロ・感想ゼロの人へ

「まだお客様の声がない」 これは、サロンをはじめたばかりの方なら誰もが通るステップです。

でも、感想が“ない”ことを嘆くより、“これから育てていく”という視点を持てると、見える景色が変わります。

1. 「体験価格」での提供という考え方

「モニター募集」ではなく、“体験価格”という言葉を使ってみてください。
「モニター」という言葉は、どうしても提供側の都合や“実験感”が出やすく、 見る人によっては「この人、まだ自信ないのかな」と伝わってしまうことも。

一方で「体験」は、お客様側に立った自然な言葉。
「まずは気軽に雰囲気を感じてみてくださいね」というポジティブなメッセージになります。

体験が終わったあとに「どんなことが印象に残りましたか?」と聞いてみましょう。
その一言が、未来の感想の“タネ”になります。

2. 自分の想いを、物語として伝える

感想がまだないからこそ、
「なぜこのサロン・美容室を始めたのか」
「どんな人に届けたいのか」
そんな自分自身の想いを、自分の言葉で丁寧に伝えることがとても大切です。

「感想はまだ届いていません。でも、こんな人の力になれたらという想いで始めました。」
そんなストレートな一言が、きっと心に響きます。

3. よくある質問に“想定Q&A”で応える

「天然パーマでも大丈夫ですか?」
「どんな雰囲気のサロンですか?」
まだお客様がいない時点でも、こうした想定質問には、自分の考えでしっかり答えられるはずです。

未来のお客様さんに向けて、あらかじめその声に応えることで、安心感が生まれます。


感想は、最初から揃っている必要はありません。

誰かひとりの体験を、丁寧に聞き、丁寧に届ける。

それが、サロンに“人の流れ”をつくる最初のきっかけになります。

あなたのサロンにしかない、“その人らしさがにじむ言葉”。 それを、そっとすくいあげて、未来へ渡す。

その小さな一歩が、サロン・美容室を育てていきます。

ぜひ、できるところからはじめてみてくださいね。