パスワードはもう危ない!今すぐ「パスキー」に変えよう。

最近、身の回りでSNSアカウントを乗っ取られた!という事案が複数件あったので、この記事を書いています。
今、何が起きているの?
最近、世界中でパスワードの情報が大量に盗まれています。
その数なんと、160億件以上。
AppleやGoogle、Facebookなどのアカウントも例外ではなく、楽天証券やSBI証券など日本のサービスでも乗っ取り事件が起きています。
特に気をつけたいのが「インフォスティーラー」という新しいウイルスです。
スマホやパソコンに入っているパスワードやカード情報をまるごと盗んでしまう危険なもの。これが今、世界中で急拡大しています。
だからこそ、Googleは20億人以上のユーザーに「パスキーを使ってください」と呼びかけています。
「なんか面倒だな」と思っても、今やスマホやパソコンに入っているすべての情報が、狙われている時代です。
設定は10分もかかりません。
今日、これを読んだこのタイミングが、「やってみよう」のチャンスです。
未来の自分を守るために、今すぐパスキーを設定してみてくださいね。
パスキーって何?パスワードより何がすごいの?
簡単に言うと、パスワードを使わずに、顔や指紋でログインできる仕組みです。
- パスワードを覚える必要がない
- 偽サイトにだまされにくくなる
- ウイルスにパスワードを盗まれない
しかも、顔や指紋などの情報はGoogleに送られず、自分のスマホの中にだけ保存されるので安心です。
僕自身、iPhoneでログインするときは、すべて「顔認証でログイン」を利用していますので、安全安心と共に実に楽ちんです。
設定方法(スマホ・パソコン)
【スマホの場合】
iPhone/Android共通
1. Googleにログイン
2. アカウントを開き「セキュリティ」タブへ
3. 「Googleへのログイン方法」から「パスキー」を選ぶ
4. 生体認証(顔 or 指紋)で登録完了!
※iPhoneとiPadは同じApple IDなら連動可。
Androidは1台ずつ登録が必要です。
【パソコンの場合】
ちょっとだけ注意が必要です。
• パソコン自体を登録すると、4桁のPINコードになります。
⇒ これは他人に見られやすいのでおすすめしません。
おすすめは「スマホを使ってQRコードで認証する」やり方です。
設定画面で「別のデバイスを使用」→スマホでQRコード読み取り→生体認証、で完了します。
よくある勘違いとやっちゃダメな設定
「パスキーだけで大丈夫でしょ?」と思いがちですが、実は…
- パスキーを設定しても、パスワードは残ったまま。
- そのパスワードが盗まれれば、やっぱり危険なんです。
だからこそ、
- 2段階認証も一緒に設定
- ブラウザに保存されたパスワードを削除
この2つがとても大事です。
特にGoogleアカウントのパスワードは、Chromeなどに保存したままだとウイルスで簡単に盗まれます。
「パスキーを使うと決めたら、ブラウザからGoogleのパスワードは削除」これが鉄則です。
セキュリティ強化の追加設定(やっておくと安心)
- 2段階認証がオンになっているか確認
- 「再設定用メールアドレス」と「電話番号」の登録
- 「バックアップコード」の作成(紙にメモしておくと◎)
- Googleのログイン情報のエクスポート(CSV形式)→ 保存後にGoogleのパスワードだけ削除
- クレジットカード情報は「自動入力オフ」にする(削除はしない)
インフォスティーラーに感染しないために
- アプリはAppStore / Google Play公式ストア以外からダウンロードしない
- 怪しいリンクや添付ファイルは絶対に開かない
- Windowsなら「標準で入っている強力なセキュリティ機能」を自分でオンにすること。
最後に
いかがでしょう?
ご自身でできそうですか?
「やり方がわからない」という弊社とご契約中のお客様は、公式LINEからご相談ください。
ぜひ、ご家族、お友達、お知り合いにも教えてあげてくださいね。
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