メルマガはオワコンなのか?

最近、耳にする
「メルマガってもう古くないですか?」
「LINE公式があるからメルマガはもう使ってません」
という声。
確かに、LINEやSNSなど新しいコミュニケーション手段が次々と登場する中で、「メルマガ=時代遅れ」というイメージを持つ人がいるのも無理はありません。
では、なぜオワコンと言われながら今でも使い続けられているのでしょう?
それは、メルマガが、今でも十分に活用価値のある“主力の伝達手段”だからです。
むしろ、やり方や姿勢次第では「今だからこそ効く」場面も増えているツールです。
あなたがメルマガを利用するかしないかは別として、以下の内容を知っておいて損はないと思います。
「オワコン」だと思われがちな理由
まず、なぜメルマガが“オワコン”と誤解されがちなのかを整理してみましょう。
- SNSやLINEの方が反応が早く、手軽に見える
- Gmailの振り分け機能により、読まれずに終わることがある
- 「広告」「セールス」の印象が強く、開封率が下がっているというデータが出回っている
- HTMLメールの装飾や長文が“うっとおしい”と感じる読者もいる
たしかに、こうした要因が積み重なると「メルマガ、もうやっても無意味じゃないか」と感じる人もいるでしょう。
それでも、メルマガには“強み”がある
でも、少し視点を変えると見えてくることがあります。
- メールアドレスは変わりにくく、資産価値が高い
- SNSよりも“ノイズ”が少なく、落ち着いて読まれることが多い
- 長文や深い内容との相性が良い
- ステップ配信や教育型コンテンツとの親和性が高い
- 「読みに来る」のではなく「届けられる」仕組みである
つまり、メルマガは“軽くて速い”SNSとは違い、“深く届く”ことに向いているメディアなんです。
「伝え方」の問題であって、「メルマガ」が悪いわけではない
実は、メルマガを出す理由として、こんなシンプルな答えがあります。
忘れられないため。
もっと言えば、
「選択肢の一つとして存在し続けるため」でもあるんです。
今すぐ読まれなくても、今すぐ反応がなくてもいい。必要なときに「そういえば…」と思い出してもらえる存在であることが、発信においてはとても大切なことだと感じています。
過去のnoteにも書きましたが、選ばれなくてもいい。でも、選択肢の一つとして“在る”こと。
そのために、届け続ける価値があるんです。
僕自身もメルマガを使っていて強く感じるのは、メルマガの効果は、誰に向けて、何を、どう伝えるかで大きく変わるということです。
テンプレートを使った「一斉送信のお知らせ」ばかりでは、読まれなくなるのは当然。でも、届けたい相手の顔を思い浮かべて書くと、反応の確率が確実に上がる。これは、1通1通の積み重ねの中で何度も体験してきたことです。
まとめ:メルマガは、“オワコン”ではなく、“手の抜き方を間違えやすい媒体”です。
もし「思ったより効果がないな」と感じている人がいるとしたら、それはメルマガそのものではなく、届け方や設計の見直しポイントがあるのかもしれません。おそらく、そのままメルマガをLINEに切り替えたとしても、「効果が劇的に上がる!」とはならないのではないでしょうか。
結局のところ、問われているのはツールそのものではなく、登録者に対してどう向き合い、どう設計して届けていくかだと思うのです。
必要な人に、必要なことを、伝わりやすく整えて届ける。
その本質を忘れずにいる限り、メルマガはまだまだ“信頼される発信の軸”になり得ると、僕は思っています。