【2025春決定版】ハッシュタグの使い方|主要5プラットフォーム比較ガイド

はじめに|「タグをつければ伸びる時代」はもう終わった?
かつては、「とにかく人気のハッシュタグをつけておけば見てもらえる」という時代がありました。
けれど、今はもう違います。
AIによるコンテンツ解析が進み、検索アルゴリズムは常に進化。
SNSのユーザーも「タグだらけの投稿」に慣れ、むしろ違和感を覚えることすらあります。
実際、「たくさんつけすぎて逆効果」「内容とズレてて信頼を落とす」という事例も増えてきました。
これからの時代は、「なぜこのタグをつけるのか?」を考えて選ぶことが重要です。
- どんな人に届けたいのか?
- どんな目的でこの投稿をしているのか?
- タグは本当に“その人”に届くための道しるべになっているか?
このコラムでは、主要5プラットフォームのハッシュタグの「今の使い方」を初心者の方にもわかりやすく整理してお伝えしていきます。
【1】Instagram|“見つけてもらう”ための戦略ツール
目的:
検索・発見欄(Explore)で新規の人に見つけてもらう。
今のアルゴリズム傾向:
AIが画像やキャプションを自動で読み取っておすすめ表示。
ハッシュタグの重要度はやや下がったが、使い方次第で効果はあり。
使い方のコツ:
- 投稿内容に本当に合ったタグだけを使う
- 「人気タグ/中規模タグ/ニッチタグ」の3種類を1個ずつ混ぜると良い
- 数は3〜5個が理想、7個までが自然
注意点:
・#映え #神 など中身と無関係なタグは逆効果
・画像とタグがズレていると「スパム投稿」扱いされる可能性も
【2】Threads(スレッズ)|“同じ話題でつながる”新しいタグ文化
目的:
トピックで会話をつなぐ。
1投稿に1つまで。
特徴的な仕様:
- 従来の「#」ではなく、“トピックタグ”という独自機能
- スペースや記号も使用可能(例:#朝のひとこと)
- 既存のトピックを選ぶか、新しく作ることもできる
効果的な使い方:
- 内容と完全に一致した、自然なトピック名を選ぶ
- 無理に流行に乗らず、“自分らしい言葉”でタグをつけるのも良し
注意点:
- 1つしか使えないため、迷ったら「何の投稿か」を最も端的に表す言葉を優先
- 発見性はInstagramほど高くないが、深いつながりを作るには有効
【3】X(旧Twitter)|AI時代における“タグの終焉”?
目的の変化:
かつては「検索性」「拡散性」を担っていたが、今は大きく変化。
公式の見解:
イーロン・マスク氏は「ハッシュタグはもはや不要」と発言(2024年末)。
投稿の内容をAIが理解し、おすすめに表示される時代へ。
現在の推奨スタイル:
- 基本的にはタグなしでもOK
- ただし、#WBC などイベント名・共通話題には活用価値あり
注意点:
- 乱用は「古臭い」印象を与えることも
- 何より自然さを優先し、「言葉」でつながる意識が大事
【4】note|“タグは読者のためにある”という視点で
目的:
記事を整理し、同じ興味を持つ読者に届ける。
note運営の見解:
「適切なタグ付けにより、読者や編集部に見つけられやすくなる」
効果的なタグ構成:
- ジャンル:#エッセイ #マンガ #ビジネス
- テーマ:#子育て #旅日記 #働き方
- シリーズ名:#週刊たかさん通信
- 関連語:#バレットジャーナル #書く習慣
- 3〜5個程度がベスト。内容に合ったタグを厳選する。
注意点:
- 人気タグ狙いで関係ないタグを使うと信頼を損なう
- タグはあくまで「案内札」。コンテンツそのものの質が最重要
【5】YouTube|検索と関連動画の“裏方ツール”
目的:
動画の内容に関係する検索結果やおすすめ欄に載せるため。
ハッシュタグの設置場所:
- 動画タイトル(例:BMW 118i試乗レビュー #BMW118i)
- 概要欄(先頭〜中盤に配置)
- コメント欄(あまり効果はないが補助的に)
効果的な活用法:
- 3個以内に絞る(表示されるのは最初の3つだけ)
- #shorts など公式タグは特に有効
- 固有名詞・シリーズ名・検索されやすい語を優先
注意点:
- ハッシュタグだけでバズることはほぼない
- タグよりも「タイトル・サムネ・再生維持率」が最優先
おわりに|「届けるためにタグを使う」時代へ
ハッシュタグは、かつての“万能拡散ツール”から、今では“慎重に使うべきサポート機能”へと進化しました。
これからは、「何を言うか」よりも「誰に届けるか」を意識してタグを選ぶことが、伝わるコンテンツづくりの第一歩になります。
情報は、どんどん変わりおます。
この記事の内容も、時間とともに古くなる可能性があります。
SNSは進化が早く、アルゴリズムや文化も日々変わっていきます。
だからこそ、「発信する側」として大切なのは、常にアンテナを張り、自分の目で確かめながら使っていく姿勢。
「今はこうなんだな」と知ることも大事。
でも、「これからはどうなるか?」と問い続けることが、本当の意味で“伝わる人”になる近道かもしれません。
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