「機械に弱い人=AIを使えない人」ではないです

「自分、機械オンチだからAIなんて無理だよ」って思っている人に、まず伝えたいことがあります。
実は、「機械に強い人=AIをうまく使える人」でもないし、「機械に弱い人=AIを使えない人」でもないんです。
僕が見ていて感じるのは、AIとの相性を決めているのは「技術」よりも「コミュニケーションの癖」だな、ということです。
パソコンは得意なのに、AIが苦手な人
実は、パソコンは得意なのに、AIが苦手な人たちがいます。
それは、こんな人です。
パソコンの設定やアプリの使い方は詳しい。ショートカットもバリバリ使える。でも、AIを意図通りに使えてない。
そのような人を普段観察していると、人とのコミュニケーションでも
- 状況説明がざっくりしすぎている
- 聞いている側が「結局、何が言いたかったの??」ってなる
- 察してほしいっていう気持ちが先で、言葉で伝えきれていない
こんなパターンの人が多いんです。
例えば、機械が得意で、SNSもサクサク使いこなしている人の中には、言葉がきつくなりすぎて炎上したり、知らないうちに誰かを傷つけてしまうケースもあります。そういうポストは敬遠されがちです。敬遠されるので誰も教えてくれなく直らないから、いつも誰かと揉めてます。
正直なところ、そういう人はAIとの会話も雑になりがちで、「うまく使えない側」かもしれません。このあたり、人との会話がそのままAIとの会話にも出ているんだろうな、と感じることがよくあります。機械が得意なのにもったいない。
そういう人こそ、一度AIに投げて整えてもらってからポストすればいいのにって思ってしまいます。
一方で、「相手がどう受け取るかな」と悩みながら、言葉を選んでいるあなたなら、むしろAIと相性がいいタイプです。
人と話すのがそこまで苦じゃない人は、AIとも相性がいい
逆に、機械は苦手だけど、人と話すのは嫌いじゃない。こんなタイプの人は、AIと相性がいいことが多いです。
- 今、自分が何につまづいているかを、できる範囲で言葉にしてみる
- 「ここまでは自分でやったけど、この先が分からない」と説明する
- 出てきた答えに「ここはちょっと違う」「もっとやわらかい表現で」などと注文をつける
これって、ぜんぶ「人と話すときにやっていること」と同じなんですよね。
AIは、命令を一発で言い当てないと動かないロボットではなくて、「ちょっと日本語が下手な後輩」に相談しているようなイメージで接すると、機械オンチの人ほど、うまく使いこなせたりします。
つまり、機械オンチかどうかより、人とのコミュニケーションを大事にしているかどうかのほうが、AIを味方につけられるかどうかを分けているわけです。
「いやいや、自分は機械も苦手だし、人との会話も得意じゃないよ」という人もいると思います。
機械も苦手、人との会話も苦手…それでも入口はある
チャット式AIは、初心者に対して非常に使いやすくできています。
だから、そこまで心配することはありません。
機械も苦手、人との会話も苦手、そういう人こそ、AIを「練習台」として使うのも「逆に」アリです。
例えば、人に相談する時、
- 変に思われないかな
- うまく説明できなかったらイヤだな
- どう相談したらいいかな、言葉が見つからない
こういう怖さがつきまといますよね。
でも、チャット式AI相手なら、多少とっ散らかっていても大丈夫です。
「うまく言えないんだけど」と前置きしながら、今の状況やモヤモヤをそのまま話してみる。それをAIに文章にしてもらう。
出てきた文章を読みながら、「ここは違う」「ここは合ってる」を自分で赤入れしていく。
これを繰り返していると、
- 自分が何につまづきやすいか
- どんな説明の仕方だと相手に伝わりやすいか
- 今の気持ちをどんな言葉で表現したらいいか
が少しずつ見えてきます。
AIを使いながら、自分のコミュニケーションの癖を見直すという使い方も、実ははあるんです。
技術がないからこそ、AIは「話し相手」として使っていい
「自分には技術がないから、AIなんて無理」と思っている人ほど、本当はAIと相性がいいかもしれません。
AIに必要なのは、最新ガジェットの知識よりも、完璧なタイピングスキルよりも、
- 「今の自分の状態を、なるべく素直に言葉にしてみること」
- 「出てきた答えに、ツッコミや注文を返していくこと」
この2つです。
もし、この記事を読んで、「もしかしたら、自分でもいけるかも」と少しでも感じたら、まずは今日のモヤモヤを三行だけ書いて、AIに「うまく言い換えて」とお願いしてみてください。
それが、機械オンチのままでも、AIと付き合っていける最初の一歩になると思いますよ。
そして初心者は無料版で十分、優秀です。
ぜひ、ここも読んでみてくださいね!
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